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日本海は、日本、韓国、ロシア等により囲まれた閉鎖性海域であり、経済交流や文化交流の歴史的舞台であるとともに、沿岸地域住民にとって、漁業資源や海洋レクリエーションの場として数多くの恵みをもたらしてくれる貴重な共有財産であり、連携・協力して環境汚染の未然防止を図り、守り育てていくことが極めて重要です。
しかし、豊かで美しいといわれている日本海も、近年、漂流・漂着物による沿岸海域や海岸の汚染、生態系への影響が懸念されています。その主な原因物質として、浮遊性の廃棄物、特に、プラスチック類が指摘されており、国際的にも問題化しています。
このようなことから、漂着物等による海辺の汚染実態を把握するため、1996年度から毎年、「日本海沿岸の海辺の漂着物調査」を実施しています。当初、日本の10自治体の連携・協力により始めた調査は、現在は日本、中国、韓国、ロシアの4か国に拡大しています。
これらの調査結果は、今後の海洋環境保全対策、廃棄物対策、漁場保全対策の基礎資料とするほか、調査への参加を通して沿岸地域の住民が「ごみを捨てない心、海の環境を守ろうとする心を育む。」という共通意識をも醸成することにも役立つものです。 |
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■2010年度の参加自治体 |
国名 |
参加自治体数 |
参加者数 |
実施海岸数 |
日本 |
11 |
1,099 |
18 |
中国 |
1 |
31 |
3 |
韓国 |
1 |
94 |
3 |
ロシア |
1 |
52 |
6 |
計 |
14 |
1,276 |
30 |
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