北東アジア環境情報広場
漂着物について
「海辺の漂着物調査」について
「海辺の埋没物調査」について

 2009年度の1区画(0.008m3)当たりの埋没物平均個数は、3,525個であり、分類別では、発泡スチロールが2,886個(1区画当たり平均個数の81.9%)と最も多く、次いで、製品破片が306個(同8.7%)であり、他の項目は僅少でした。
 埋没物のサイズ別出現個数を見ると、出現個数の多い製品破片と発泡スチロールは全てのサイズで出現しており、サイズ1〜サイズ9(1×1mm未満〜9×9mm未満)では、発泡スチロールが全体の79.6%と卓越していますが、サイズ10〜サイズ11(9×9mm以上〜)では、製品破片が発泡スチレンよりも多く出現する傾向でした。また、サイズ1(1×1mm未満)では、発泡スチロールと製品破片の2種類のみが出現しました。
 国別の埋没物の比較をすると、プラスチック類を中心に日本の埋没物の1m2当たりの平均重量は、ロシアと比べ25.0倍、平均個数は、ロシアと比べ30.3倍であった。日本とロシアの埋没物量の相違は、プラスチック類で説明され、これは、両国でのプラスチック製品使用実態(量、用途)の相違を反映していると推察されます。