北東アジア環境情報広場
漂着物について
「海辺の漂着物調査」について
「海辺の埋没物調査」について

 環境中に放出されたプラスチック類は、風化し細分化することはあっても、分解されずに残ります。特に微細になった発泡スチロールや直径2〜6mm程度のレジンペレットと呼ばれるプラスチックの原料は、海鳥や魚などに餌と間違われて誤飲・誤食されることがあります。一度体内に取り込まれたプラスチック類は、消化されないまま体内に蓄積し、そのため生物が餓死したり、含有する化学物質が生物に影響を与えることが報告されています。
 このため、この埋没物調査では、漂着物調査では確認することのできない、砂中の微小なプラスチックの破片等の人工物について調査することを目的としています。また、調査対象地域は、日本海・黄海に面する日本、中国、韓国、ロシアの自治体の中で、漂着物調査に参加する海岸の中から選定しています。