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(公財)環日本海環境協力センター(NPEC)は、「北東アジア地域生物季節調査」の事務局です。

TEL. 076-445-1571

〒930-0856 富山県富山市牛島新町5-5

生物季節調査のやり方GrobalWarming

1 調査概要・対象とする生物

 生物季節調査」は、サクラの開花やセミの初鳴きなど、季節の進み具合を身近な生物(動物・植物)の変化観察で把握するものです。
 1回(1年)だけでなく、長期にわたって調査結果を蓄積することによって、気候変動による生物への影響を知ることができます。
 また、調査対象とする生物について、日本国内では下表の生物・現象の観察を想定しています。

 ※ 表にある生物に限らず、皆さんの地域で身近に存在し、季節変化をみる
  ことができる生物で調査を実施していただいて構いません。

      ※ 各生物の具体的な調査方法については、下記「3」の実施要領を参照


2 具体的な実施例(「サクラの開花」を例に)

① 今後、長期にわたり継続して観察するサクラの木を1本選ぶ(=標本木)。
② サクラは、開花日満開日を観測する。
 ・ 標本木に5~6輪の花が咲いた日を開花日とする。
 ・ 咲き揃ったときの約80%以上が咲いた状態となった日を満開日とする。

⇒ このように、生物季節調査では、対象となる種(動物・植物)を頻繁に観察し、変化が生じたタイミングを正確に捉えることが重要です。
 ・植物については、毎年同じ標本木で観察を行いましょう。
 ・動物(鳥や昆虫)については、毎年、概ね同じエリアで、同じ種を観察する
  ようにしましょう。
  ※ いずれも、種・個体・場所によって観測日がズレることを避けるため。

 ⇒ 調査結果は、アプリ「iNaturalist」で、写真や位置情報等とともに記録・入力
  してください。(アプリの使い方は、上記「4」参照)


3 調査実施要領・観察記録ノート(ダウンロードはこちら)

   具体的な調査方法については、「調査実施要領」に記載しています。
   また、地球温暖化の現状、調査の実施・報告方法等についてやさしい
  内容にとりまとめて、親子で読んでいただける「観察記録ノート」を
  作成しました。
   下のリンクからダウンロードしてご活用ください。


生物季節調査の実施要領(ダウンロード)観察記録ノート(ダウンロード)


スマホ等にアプリ"iNaturalist"をインストールしよう!

 調査結果の報告は、ウェブアプリケーション「iNaturalist」(無料)を使用します。
 皆さんがお持ちのスマートフォン・タブレット等に応じて、次の資料に沿ってアプリをインストールしてください。(PDFファイルにリンク)

iOS版(iPhone, iPadを使用される方)
Android版
 参考:アプリ使用/結果閲覧のイメージ

5 学習会用資料(ppt)(ダウンロードはこちら)

 本プロジェクトは、"自分ごと"として捉えづらい気候変動の問題について、身の回りの生物季節変化を通じて気候変動に「気付き」、より身近な問題として認識するとともに、家庭等での"環境にやさしい生活様式"への転換を促すことを目的としています。
 このため、調査主催者の皆さまには、屋外調査の前後に、気候変動の現状、環境や生物への影響、対策等について説明する「学習会」を併せて実施することもご検討ください。調査参加者の理解促進が図られると思います。
 学習会で使用する説明資料は、下のリンクからダウンロードしてご活用ください。

学習会用資料(地球温暖化に関する内容・ダウンロード)

学習会用資料(調査実施方法に関する内容・ダウンロード)


● さあ、実際に調査を実施してみよう!

 実際にフィールドに出て、生き物の季節変化を探してみよう!
 そして、毎年同じ季節に、同じ生き物の変化を継続して観察し続けることで、気候変動の影響を知ることができます。
 
皆さんの周りでは、どのような生物の季節変化がみられるかな?
 皆さんも身近な生物の調査を実施してみてください!

     

ナビゲーション

公益財団法人環日本海環境協力
センター
(通称:NPEC(エヌペック))

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富山県富山市牛島新町5-5

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