北東アジア青少年環境シンポジウムの開催結果
北東アジア地域の次代を担う青少年の環境保全意識の醸成と、交流を通じた環境保全活動への共通の理解と行動を促進することを目的として、北東アジア青少年環境シンポジウムを開催しました。 |
1. | 開催期日 |
2005年8月21日(日)〜22日(月) | |
2. | 開催場所 |
中国 遼寧省 瀋陽市 遼寧友誼賓館 等 |
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3. | 主催者等 |
主催:富山県、財団法人 環日本海環境協力センター、中国遼寧省環境保護局 後援:財団法人 自治体国際化協会、財団法人 松翁記念財団 |
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4. | 参加者 |
中学生 45名(5か国・12自治体・36団体) 日本:6名(富山県6名) 中国:27名(遼寧省15名、山東省2名、江蘇省1名、河南省2名、河北省1名、上海市2名、吉林省2名、内モンゴル自治区2名) 韓国:5名(忠清南道5名) ロシア:4名(沿海地方4名) モンゴル:3名(セレンゲ県3名) |
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5. | テーマ |
「循環型社会の構築」 |
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6. | プログラム |
(1) | 挨拶 |
堀環境政策課長、杜遼寧省環境保護局長 |
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(2) | 活動発表(14団体) |
それぞれが実施しているごみの分別やリサイクル活動等について発表し、参加者間で意見交換を行いました。 ・廃棄チューインガムが環境に危害を及ぼさないように(遼寧省) ・学校と地域が協力して進めるエコ活動(富山県:富山市立北部中学校) ・より美しい明日のために(山東省) ・モンゴルにおける環境現状と課題(セレンゲ県) ・"白色ごみ"の処理(遼寧省) ・環境保全のための私たちの努力(忠清南道) ・固形廃棄物処理の創意(江蘇省) ・生活廃棄物のリサイクル及び小学生のための啓発実践活動(沿海地方) ・私は環境保護の少女(遼寧省) ・ごみを分別回収して資源化する活動(富山県:小矢部市立津沢中学校) ・"電子ゴミ"の危害と回収について(内モンゴル自治区) ・循環型社会の構築のための活動事例(忠清南道) ・大自然の真珠―落ち葉に関する研究(遼寧省) ・ジュニア ナチュラリスト ステーションでの廃棄物再利用の取組(沿海地方) |
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(3) | 環境学習 |
・「ごみ処理で大切なこと、今すぐできること」(富山県立大学 立田真文 助教授) ・「廃棄物の測定と計算」(北京市西城区青少年科技館 周又紅 教科研主任 |
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(4) | 共同野外環境保全活動(生ごみの堆肥づくり) |
瀋陽市の会場付近の公園において、参加者が共同で生ごみの堆肥づくり活動を実施しました。 |
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(5) | 北東アジア青少年環境シンポジウム宣言2005の採択 |
参加者一同でシンポジウム宣言を採択しました。 |
北東アジア青少年環境シンポジウム2005宣言 2005年北東アジア青少年環境シンポジウムに参加した私たちは、お互いの身のまわりの環境問題を話し合うことにより、環境問題には、それぞれの地域に特有の課題から、地球的規模での課題まで様々な問題があることやその原因が私たちの日常生活と密接な関係があることを認識した。 また、これらの環境問題を改善するためには、より多くの人々が連携協力して取り組む必要があるが、未来を担う青少年としても様々な取組が可能であり、現に多くの青少年が実行していることを知った。 このシンポジウムに参加した私たちは、北東アジアの豊かな環境がいつまでも維持されることを願い、北東アジアの全ての青少年がお互いを良きパートナーとして、自然と共生する社会や循環型社会の構築を目指し、ともに環境保全のための取組に積極的に参加することを呼びかける。 2005年8月22日 北東アジア青少年環境シンポジウム2005参加者一同 |






