第2回CEARACフォーカルポイント会議の開催
国連環境計画(UNEP)のNOWPAPの活動拠点の一つであるCEARAC(NPECが指定されています)の助言会議である専門家会議(フォーカルポイント会議:FPM)の第2回会議が開かれました。 今回の会議では、CEARACの当面の優先課題に位置づけられてHABに関する活動を実施するためのNOWPAPワーキンググループ3(WG3)、リモートセンシングに関する活動を実施するためのワーキンググループ4(WG4)の活動計画及び付託事項が採択されました、また、CEARACの2004/05年の活動計画及び予算も採択されました。 |
※CEARACが主導する活動のうち、「特殊モニタリング」の中では「リモートセンシングによる海洋観測」を、「沿岸環境評価」の中では「赤潮を含む有害藻類の増殖(HAB)」を当面の優先課題として取り上げることが、これまでの国際交渉によって合意されています。 |
1. | 日時 |
2004(平成16)年3月15日(月)〜17日(水)まで | |
2. | 場所 |
タワートリプルワン (富山市牛島新町5-5) | |
3. | 参加者 |
中国、韓国、ロシア、日本の各国の代表(フォーカルポイント)、 IOC/WESTPAC(ユネスコ政府間海洋学委員会西太平洋小委員会)の代表、他のNOWPAP地域活動センターの所長など、約25人の専門家が参加しました。 | |
4. | 会議の内容 |
(1) 2003年CEARACの活動報告 CEARAC所長より2003年のCEARACの活動及び予算執行について報告されました。 |
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(2) 他の国際機関との協力関係 IOC/WESTPACのフォーテス博士から、NOWPAPとIOC/WESTPACとの協力の可能性についてのプレゼンテーションがあり、その内容を受けて、NOWPAPと他の国際機関との効果的な協力関係を築くことが大変重要であることが指摘されました。 |
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(3) ワーキンググループ(WG)3(HAB)の付託事項及び活動計画 NOWPAP WG3の付託事項が議論され、採択されました。また、2003年10月に開催されたWG3会議で合意されたWG3の活動計画を受けて、昨年に引き続き、NOWPAP地域のHABに関する論文・報告書を集めたデータベースの構築を進めていくことなど、今後のWG3の活動方針を議論し、了承されました。 |
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(4) ワーキンググループ(WG)4(リモートセンシング)の付託事項及び活動計画 NOWPAPWG4(リモートセンシング)の付託事項が議論され、採択されました。また、2003年12月に開催されたWG4会議で合意されたWG4の活動計画を受けて、リモートセンシングに関するポータルサイト及び油汚染に関するウェブサイトの構築を進めていくことなど、今後のWG4の活動方針を議論し、了承されました。 |
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(5) 2004/05年のCEARAC活動計画と予算 2004/05年の活動計画と予算案が提示され、承認されました。 |
