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第16回CEARACフォーカルポイント会合の開催

 「第16 回CEARAC フォーカルポイント会合」が5 月10 日(木)、11 日(金)に富山市内で開催されました。
 フォーカルポイント会合は、国連環境計画(UNEP)の北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)の活動拠点の一つであるCEARAC((公財)環日本海環境協力センターが指定されている)の活動方針を議論するための調整・助言機関であり、今般の会合ではCEARAC の2016-2017 年の活動の報告が行われるとともに、2018-2019 年の活動計画について議論が行われました。

1. 日程
  2018(平成30)年5月10日(木)〜11日(金)
2. 場所
  富山県民会館 401 会議室
3. 出席者
   ・CEARAC フォーカルポイント(日本・中国・韓国・ロシアの政府代表者)  9 名
  ・NOWPAP 地域調整部、各国地域活動センター、関係国際機関代表者  11 名
  [議長:ヨンナム・キム(韓国)、書記:ウラジミール・シュルキン(ロシア)]
4. 主な結果
  (1) CEARAC の2016-2017 年の活動報告(10 日)
  ・海洋生物多様性への脅威評価
・NOWPAP 海域における海草藻場マッピングのフィージビリティスタディ
  等の活動成果を報告し、了承されました。
  (2) CEARAC の2018-2019 年の活動計画(11 日)
   2017 年12 月に富山で開催された第22 回NOWPAP 政府間会合における合意に基づき、2018-2019 年に実施する以下の3 つの活動計画について議論が行われました。
  ・海洋生物多様性に関するCEARAC 中期戦略の開発
・NOWPAP 海洋生物多様性地域行動計画策定に向けたロードマップの検討
・NOWPAP 地域における藻場分布のマッピングツールの開発
   その結果、CEARAC の海洋生物多様性の保全に関する活動方針、活動テーマを定める中期戦略を策定すること、NOWPAP 海洋生物多様性地域行動計画策定に向けて、4つの地域活動センター及びNOWPAP 地域調整部が連携して進めていくこと、藻場分布マップの作成に向けたクラウドサービスを活用したツールの作成に取り組むことなどが合意されました。
5. 今後の予定
   本会合で承認された活動計画に基づき、2018-2019 年の活動が実施されます。本2 か年の活動成果については、2019 年秋に予定されている第17 回CEARAC フォーカルポイント会合で各国のフォーカルポイントによりレビューが行われます。