環境省では、国連環境計画の「北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)」の推進に資するため、人工衛星のリモートセンシング技術を活用した海洋環境モニタリング技術開発及び解析データを行う「環日本海海洋環境ウォッチシステム」を2003年度に富山県環境科学センターに設置しました。また、(財)環日本海環境協力センター(NPEC)では、富山県環境科学センター、富山大学および長崎大学との共同プロジェクトとしてリモートセンシングによる赤潮等のモニタリング手法の確立を目指した「富山湾プロジェクト」を実施しています。
さらに、NPECが指定されているNOWPAPの「特殊モニタリングおよび沿岸環境評価を担当する地域活動センター(CEARAC)」で当面の優先課題の一つに位置付けられている「リモートセンシング」について、各国の専門家からなるワーキンググループを設置し、本格的に検討を開始することになりました。
これらの活動に対して、適切な指導助言をいただくため、国内の専門家からなる海洋環境リモートセンシング調査検討委員会をNPEC内に設置しており、その委員会を開催しました。 |
1. |
日時 |
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2004(平成16)年7月30日(月)9:30〜12:00 |
2. |
場所 |
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東京国際フォーラムG604会議室 (東京都千代田区丸の内3-5-1) |
3. |
委員
区分 |
氏名 |
所属 |
委員長 |
石坂 丞二 |
長崎大学水産学部 教授 |
委員 |
浅沼 市男 |
東京情報大学総合情報学部環境情報学科 教授 |
〃 |
川村 宏 |
東北大学大学院理学研究科 教授 |
〃 |
森山 孝 |
(財)リモートセンシング技術センター利用推進部 部長 |
〃 |
安岡 善文 |
東京大学生産技術研究所 教授 |
〃 |
柳 哲雄 |
九州大学応用力学研究所 教授 |
〃 |
尹 宗煥 |
九州大学応用力学研究所 教授 |
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山崎 孝 |
宇宙航空研究開発機構 宇宙利用推進本部 地球観測利用研究センター 副主任開発部員 |
このほか、事務局(NPEC職員など)が参加しました。
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4. |
会議内容 |
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(1) |
第2回CEARACフォーカルポイント会議(2004年3月開催(富山市))の報告が行われました。 |
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(2) |
第2回ワーキンググループ4(RS)の会議(2004年10月開催予定(中国北京市)で議論される国別報告書の内容、海洋環境リモートセンシング情報ネットワーク構築についての意見交換が行われました。 |
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(3) |
第3回北西太平洋地域海洋環境リモートセンシング国際ワークショップ(2004年10月開催予定(中国北京市))で議論される内容についての意見交換が行われました。 |
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(4) |
2004年度の富山湾プロジェクトについて、これまでの調査結果を報告するとともに、今後の調査計画について指導・助言を得ました。 |
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(5) |
環日本海海洋環境ウォッチシステムの中長期活用計画(案)について指導・助言を得ました。 |