「中国遼寧省との揮発性有機化合物(VOC)対策協力事業」の実施
富山県と中国遼寧省は、昭和59 年に友好県省を締結し、遼寧省の要請に応じて、平成10 年度から環境分野(大気、水質)に関する共同調査等を実施しています。 平成27 年2 月から平成29 年3 月までは、光化学オキシダントやPM2.5 などの大気汚染物質の原因の一つである揮発性有機化合物(VOC)※を新たなテーマとして、富山県と公益財団法人環日本海環境協力センター(NPEC)が連携して、独立行政法人国際協力機構(JICA)の支援を受け、「遼寧省との揮発性有機化合物(VOC)対策協力事業」を実施しました。 |
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※ 揮発性有機化合物(VOC): 揮発性を有し、大気中で気体状となるトルエン、キシレン、ベンゼンなど多種多様な物質の総称。工場や家庭等で溶剤や原料等として多用されるほか、自動車等の燃料にも含まれる。 |
1. | 主な内容 |
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2. | 成果 | |
本事業の実施により、次の成果が得られました。 | ||
@ | 遼寧省の大気環境担当職員が、大気中VOC の試料採取・分析・解析の技術を習得した。 | |
A | 調査の実施により、瀋陽市におけるVOC 汚染実態の概略を把握できた。 | |
B | 遼寧省において、VOC 調査体制の検討やVOC 削減対策の立案・実施等について指導できる人材が育成された。 | |
C | 啓発活動の実施により、省民及び県民のVOC 対策に関する意識啓発が図られた。 |