第4回 NOWPAP ワーキンググループ3(HAB)及びワーキンググループ4(RS)合同会合において議論された2008-2009年の活動の概要
HABケーススタディについて(WG3) NOWPAPの4か国(日本・中国・韓国・ロシア)におけるHABの発生、環境条件について、最も効率的かつ省力的に情報交換を行うための手法の開発するために、各国においてHABが発生し、かつモニタリングが行われている海域を選定し、同海域において入手可能な情報を整理するとともに、ケーススタディレポートとして共通の懸念項目について取りまとめる。今回の会議では、各国で実施されたケーススタディの中間報告が行われ、今後の情報共有項目の共通化等について様々な議論が行われました。 |
HAB統合ウェブサイトについて(WG3) NOWPAP地域におけるHABに対する活動を促進するため、これまでのWG3の活動成果とともに、多くのHABに関する情報を提供するためのウェブサイトの構築を行う。今回の会議では、ウェブサイトで公開するコンテンツや、情報更新のあり方について様々な議論が行われました。 |
衛星リモートセンシングデータを活用した海洋環境保全のための教材の開発について(WG4) NOWPAP地域における沿岸環境保全に携わる学生、若手研究員、沿岸管理者等が衛星データを有効に活用できるよう、沿岸環境保全に係るリモートセンシングデータの収集・解析・評価を行うための教材を開発する。今回の会議では、開発する教材の内容とその効果的な提供形式について様々な議論が行われました。 |
第2回NOWPAPリモートセンシングデータ解析トレーニングコースについて(WG4) 第1回トレーニングコースの開催結果を踏まえ、学生、若手研究者、沿岸管理者がリモートセンシングデータを利用するための有効な技能や知識を得るためのトレーニングコースを、2008年11月1〜5日、韓国・済州島で開催することが報告されました。 |
NOWPAP地域のための陸域起源の栄養塩の評価を含む富栄養化状況評価のための手順書の開発について(WG3及び4合同) NPECで開発する富山湾をモデル海域とした沿岸環境富栄養化評価手法をもとに、リモートセンシング技術を活用したNOWPAP参加国共通の海域富栄養化評価手法を開発する。今回の会議では、各国で利用する共通手順書の中間レビューがなされ、最終とりまとめに向けての活発な議論が行われました。 |