公益財団法人 環日本海環境協力センター NPECは、日本海及び黄海における海洋環境保全に寄与することを目的に活動しています。

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第7回CEARACフォーカルポイント会合において認められた新規プロジェクトの概要


HAB統合報告書の更新(ワーキンググループ3)
   2005年にNOWPAP地域の赤潮・HABに関する情報を取りまとめた統合報告書が作成された。それから5年が経過すること、HABケーススタディの実施によって、日本・中国・韓国・ロシアにおける赤潮・HAB関連情報を定期的に共有する体制が構築されたことを受けて、最新の情報を追加して、統合報告書の更新を行う。
RS統合報告書の更新(ワーキンググループ4)
   2005年にNOWPAP地域の海洋環境のリモートセンシングに関する活動の現状を取りまとめた統合報告書が作成された。それ以降CEARACにおいて、衛星データを活用した富栄養化モニタリングガイドラインの作成、リモートセンシングデータ解析研修の実施等の活動を推進してきており、これらの活動を通じて収集された情報や、近年のリモートセンシング衛星及びセンサの開発状況を反映し、統合報告書の更新を行う。
富栄養化状況評価の実施(ワーキンググループ3、4合同)
   2009年にNOWPAP地域の富栄養化状況を評価するための手順書が完成したことを受けて、実際に日本・中国・韓国・ロシアの各海域において、本手順書を用いた富栄養化状況の評価を実施するとともに、2009年に作成した手順書の検証を行う。
第3回NOWPAPリモートセンシングデータ解析研修の開催(ワーキンググループ4)
   第1回及び第2回の研修の開催結果を踏まえ、学生、若手研究者、沿岸管理者がリモートセンシングデータを利用するための有効な技能や知識を得るための研修を開催する。
生物多様性を指標とした海洋環境評価手法の開発(新規事業)
   NOWPAP地域の海洋環境の適切な海洋環境の管理、健全な生物多様性の保全に資することを目的として、海洋生物多様性を指標とする新たな海洋環境評価手法を開発する。