公益財団法人 環日本海環境協力センター NPECは、日本海及び黄海における海洋環境保全に寄与することを目的に活動しています。

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第6回CEARACフォーカルポイント会合において認められた新規プロジェクトの概要


HABケーススタディの実施(ワーキンググループ3)
   各国において、HABが発生し、かつモニタリングが行われている海域よりホットリージョンとして1〜2海域を選定し、同海域におけるHABの発生及びその時の環境条件に関する情報交換の方法についての検討を行うことにより、NOWPAP4か国におけるHABの発生、環境条件について、最も効率的かつ省力的に情報交換を行うための手法の開発を図るとともに、ケーススタディレポートとして共通の懸念項目について取りまとめる。
HAB統合ウェブサイトの構築(ワーキンググループ3)
   NOWPAP地域におけるHABに対する活動を促進するため、各国専門家の協力を得てウェブサイ トによる情報の公開・更新のあり方の検討を行い、他の国際機関のウェブサイトとの連携によって、HABに関連する情報を提供し共有するための統合ウェブサイトを構築する。
海洋環境リモートセンシングデータ活用教材の開発(ワーキンググループ4)
   NOWPAP地域における沿岸環境保全に携わる学生、若手研究員、沿岸管理者等が衛星データを 有効に活用できるよう、沿岸環境保全に係るリモートセンシングデータの収集・解析・評価を行うための教材を開発する。
第2回リモートセンシングトレーニングコースの開催(ワーキンググループ4)
   第1回トレーニングコースの開催結果を踏まえ、学生、若手研究者、沿岸管理者がリモートセンシングデータを利用するための有効な技能や知識を得るためのトレーニングコースを開催する。
NOWPAP富栄養化状況評価手順書の作成(ワーキンググループ3及び4合同)
   NPECで開発する富山湾を実験海域とした沿岸環境富栄養化評価手法をもとに、リモートセンシング技術を活用したNOWPAP参加国共通の海域富栄養化状況評価のための手法を開発する。
NOWPAP 海洋ごみ地域活動計画(RAP MALI)に基づくCEARAC 海洋ごみ活動
   第12 回NOWPAP 政府間会合において原則的に採択された、NOWPAP 海洋ごみ活動(MALITA) の成果の1 つである地域海計画(RAP MALI )に基づいて、CEARAC では以下の事項について活動を実施する。
  ・啓蒙活動のための資料作成
  ・各国モニタリングからのデータの収集
  ・海洋ごみ調査結果の解釈
  ・海岸の海洋ごみの除去を含む廃棄物管理の優良事例集