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小学生向け体験イベント『海辺でつくって考えて… 〜海辺の自然と遊んで考える環境問題〜』を開催しました!

7月27日(土)、氷見市松田江浜にて『海辺でつくって考えて… 〜海辺の自然と遊んで考える環境問題〜』(造形遊び及びマイクロプラスチック調査体験)を開催しました。

今回は34名の親子に参加していただきました。

 

まず最初に、富山大学教育学部 隅 敦(すみ あつし)教授から、子供たちに「造形遊び」について説明をしていただきました。

造形遊びとは、その時その場にあったものを使って、思うがままに自由に形を造り出す活動です。

海岸で行うので、海岸にあるごみも使います。

造形遊びを通して、海の環境問題を考えようというのが、このプログラムの目的です。

注意することは1つ。「大人は手を出さない!」ということ。

 

 

 

さあ海岸へ。まずは素材集めから。

あちこち歩きまわって、何気なく手にした素材を合わせていくと、少しずつ形が現れてくるようです。

ある男の子はペットボトルを並べて、その上に枝を渡しました。

何を作ったのか聞いてみると、これは「走り高跳び」をイメージしたとのことでした。

 

 

終了時間には、思い思いの作品ができ上がりました。

造形遊びは、6月に行った漂着物アート制作とは一味違う制作活動となりました。

 

        

続いて、「マイクロプラスチック調査」の体験です。

20cm×20cm、深さ2.5cmの枠の中から砂をすくいます。砂の体積は1リットルです。

 

集めた砂をふるいにかけて、5o以下の小さなプラスチック(マイクロプラスチック)を取り出します。

ここまでが海岸での作業。午前9時頃ですが、もうすでに本格的に暑いので木陰へ移動です。

 

次に、回収したマイクロプラスチックを種類ごとに分けて、数を数えます。

 

一番多かったグループで、500個を超えるマイクロプラスチックが回収されました!

500個を数えるのはとても大変な作業です。

皆さん、本当にお疲れ様でした!

 

たった1リットルの砂の中に500個以上のマイクロプラスチックがあることをもとに、

海岸全体では、いったいどれだけのマイクロプラスチックがあるかを考えると、

この問題の重大さがわかるのではないかと思います。

みんなでマイクロプラスチックを減らす取り組みを行っていく必要があることを学習しました。

 

 

皆様のご協力のおかげで、イベントを無事に終了することができました。

この活動が、ご参加の皆様にとって、海の環境を考えるきっかけになれば幸いです。

 

ご参加いただきました皆様 

ご指導・ご協力いただきました富山大学教育学部 隅先生並びに学生の皆様

ありがとうござました!