北東アジア環境広場
北東アジア青少年環境保全ネットワーク

北東アジア青少年環境活動リーダー育成事業2017

1 開催目的
 北東アジア地域の青少年に対して、環境問題に関する意見交換や環境保全活動を体験する機会を提供し、国際交流を通じて、この地域の環境保全に取組む人材を育成することを目的として開催しました。

2 開催概要
(1) 開催期日:2017年8月17日(木)~18日(金)
(2) 開催場所:大韓民国慶尚南道 統営(トンヨン)市
(3) 主 催 等:
  共催: 大韓民国慶尚南道、日本国富山県
  主管: 慶尚南道ラムサール環境財団、
    公益財団法人環日本海環境協力センター
(4) 参 加 者:北東アジア地域の中高生等 59名(4か国9自治体)
  日 本:6名(富山県6名※)     ※高岡高校、伏木高校から各3名ずつ参加
  中 国:10名(遼寧省5名、黒龍江省5名)
  韓 国:28名(江原道5名、忠清南道6名、慶尚南道17名)
  ロシア:15名(沿海地方5名、ハバロフスク地方6名、トムスク州4名)
(5) テ ー マ:「国境のない自然環境保全活動の実践」
(6) プログラム内容

A. 活動発表(9団体)

中国
自治体名 団体名 活動発表概要
遼寧省 東北育才バイリンガル学校 箱の推測
資料( 188KB)
黒龍江省 肇東市第十一中学校 タンチョウの故郷 仙境扎龍(ジャロン)
資料( 201KB)
日本
自治体名 団体名 活動発表概要
富山県 高岡高校 Save Our Ocean!
資料( 152KB)
韓国
自治体名 団体名 活動発表概要
江原道 北原女子中学校 環境サークル“美しい地球人(アジイン)”の活動
資料( 144KB)
忠清南道 禮山女子高校

肩を組んで共に歩む環境守り団
資料( 149KB)
慶尚南道 昌原ムンソン高校

慶尚南道ラムサール環境財団 チョロク(緑)記者の世界
資料( 283KB)
ロシア
自治体名 団体名 活動発表概要
沿海地方  オレネヴォド町第80号総合学校 環境保護及び研究に関するエコグループの活動の体験から
資料( 165KB)
>ハバロフスク地方 アムルスク市立補足教育施設、「自然愛好家」青少年環境・生物センター 廃棄物と環境
資料( 181KB)
トムスク州 第80号総合学校
第84号総合学校
セヴェルスク閉鎖都市内の水資源の環境保護活動
資料( 205KB)

B.ポスターセッション
活動報告をまとめたポスターを掲示し、意見交換

C.環境保全実習等
自然(湿地や池、動植物)を活用した排水の浄化設備の視察
草木染め体験

D. 環境宣言文発表

2017慶尚南道環境宣言文

 「2017 北東アジア青少年環境活動リーダー育成事業」に参加している中国・日本・韓国・ロシア4か国の代表である我々は “国境のない自然環境保全活動の実践”をテーマに、 2日間にわたり自然環境保全活動の経験を共有し、意見交換をした。
  また、自然は国境を越えて一つの生態に繫がっていることを深く認識し、我々も自然の中の生態系の一部であることを深く共感した。

 現在、北東アジア地域を含めた地球全体では 様々な乱開発、環境汚染、資源枯渇、気候変動、生物多様性の減少などの危機に直面している。このような環境問題は特定の地域や国家に制限されているものではなく、地球全体の脅威として、共に解決していくべきであることを認識し、今回の活動を通じて北東アジア地域の環境保全のために国境を越えた協力の必要性を共感した。

 「2017 北東アジア青少年環境活動リーダー育成事業」に参加している我々は北東アジアの自然環境保全のために以下の3つの事を実践することを誓う。

自然を保護する生活習慣を習得し、実践していく。
我々の周辺で共に生きていく数多い生命に対して関心と愛情を持って保護していく。
北東アジア地域は一つの生態系が相互連結していることを認識し、国境を越えて自然環境保全に協力していく。

2017年8月17日
北東アジア青少年環境活動リーダー育成事業参加者一同



2017北東アジア青少年環境活動リーダー育成事業の開催状況
   【会場風景】    【開会挨拶(慶尚南道)】
 
    【開会挨拶(富山県)】     【開会挨拶(慶尚南道ラムサール環境財団)】
 
    【活動発表】(富山県からは高岡高校が発表)     【ポスターセッション】
 
    【環境宣言文発表】     【環境保全実習】
  (自然(湿地、池、動植物)を活用した排水の浄化設備視察)
 
    【環境保全実習】(草木染め)     【交流会】