公益財団法人 環日本海環境協力センター NPECは、日本海及び黄海における海洋環境保全に寄与することを目的に活動しています。

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平成21年度第2回赤潮/HAB調査検討委員会及び海洋環境リモートセンシング調査検討委員会の合同開催結果について

  (財)環日本海環境協力センター(NPEC)は、国連環境計画の「北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)」の「特殊モニタリング・沿岸環境評価地域活動センター(CEARAC)」に指定されています。
 CEARACで当面の優先課題に位置付けられている「赤潮/HAB(有害藻類の異常繁殖)」及び「リモートセンシングを活用した海洋環境モニタリング」について、適切な助言を得るため、それぞれ、国内の専門家からなる「赤潮/HAB調査検討委員会」及び「海洋環境リモートセンシング調査検討委員会」を設置しており、今回、合同で平成21年度第2回調査検討委員会を開催しました。
1.日時
2010年3月19日(金)10:30〜15:30
2.場所
オフィス東京事務所 L4会議室
3.出席委員
(1)赤潮/HAB調査検討委員会
区分 氏名 所属
委員長 福代 康夫 東京大学 アジア生物資源環境研究センター長
委員 石坂 丞ニ 名古屋大学 地球水循環研究センター 教授
今井 一郎 北海道大学大学院 水産科学研究院 海洋生物資源科学部門
海洋生物学分野 浮遊生物学領域 教授
高山 晴義 元広島県立海洋技術センター 次長
古谷 研 東京大学大学院 農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 教授
松田 治 広島大学 名誉教授
渡邉 康憲 (独)水産総合研究センター 瀬戸内海区水産研究所 赤潮環境部長

(2)海洋環境リモートセンシング調査検討委員会
区分 氏名 所属
委員長 石坂 丞二 名古屋大学 地球水循環研究センター 教授
委員 浅沼 市男 東京情報大学 総合情報学部環境情報学科 教授
山崎 孝 (独)宇宙航空研究開発機構 宇宙利用ミッション本部
衛星利用推進センター 特任担当役

4.議事
(1) NOWPAP及びCEARACの当面の活動計画について報告が行われました。
(2) WG3の活動に関し、HABケーススタディの実施及びHAB統合ウェブサイトからの情報発信について報告が行われました。
また、HABケーススタディエリアの拡大と、HAB統合ウェブサイト及びHAB統合報告書の更新について検討が行われました。
(3) WG4の活動に関し、海洋環境保全のためのリモートセンシングデータ活用教材開発の状況及び第2回NOWPAPリモートセンシングデータ解析研修の開催結果について報告が行われました。
また、第3回NOWPAPリモートセンシングデータ解析研修の開催、海洋環境リモートセンシング統合報告書の更新、リモートセンシング情報ネットワークの充実について検討が行われました。
(4) NOWPAP富栄養化状況評価実施計画について報告が行われました。
また、NOWPAP富栄養化状況評価手順書を用いたNOWPAP各国におけるケーススタディの実施について検討が行われました。
(5) 当財団が環境省から受託しているNOWPAP推進事業に関し、実施状況が報告されました。