第7回CEARACフォーカルポイント会合の開催
「第7 回CEARAC フォーカルポイント会合」が9 月14 日(月)、15 日(火)に富山市内で開催されました。 本会合は、国連環境計画(UNEP)の北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)の活動拠点の一つであるCEARAC((財)環日本海環境協力センター(以下、NPEC)が指定されている)の今後の活動方針を議論するための調整・助言会合であり、CEARAC の2008-2009 年の活動報告及び次期二ヵ年の活動計画が話し合われ、合意されました。 |
1. | 日程 |
2009(平成21)年9月14日(月)及び15日(火) | |
2. | 場所 |
タワートリプルワン(富山市牛島新町5-5) 2階会議室1 | |
3. | 出席者 |
CEARAC フォーカルポイント(日本、中国、韓国及びロシアの各国の政府代表者及び専門家)、他のNOWPAP 地域活動センターの代表者、NOWPAP コーディネーター等約20 名[議長:福代 康夫(日本)、書記:チャンク リー(韓国)] | |
4. | 主な結果 |
(1) CEARAC の2008-2009 年の活動報告(14 日) |
<ワーキンググループ3(HAB(赤潮/有害藻類の異常繁殖))の活動報告> | |
・日本、中国、韓国及びロシアで発生した赤潮・有害藻類の異常増殖に関する情報を、効率的かつ省力的に共有するための手法を開発することを目的として実施された、HAB ケーススタディの実施結果及びその結果を共有するための共通フォーマットについて報告されました。 ・これまでのワーキンググループの活動成果、HAB ケーススタディによって収集された情報等を広く発信するために構築されたHAB 統合ウェブサイトについて報告されました。 |
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<ワーキンググループ4(リモートセンシング)の活動報告> | |
・NOWPAP 地域の学生、若手研究者、沿岸管理者を対象とする沿岸環境のモニタリングにリモートセンシング技術を活用するための教材(ウェブサイト)の開発状況が報告されました。 ・平成20 年11 月1 日〜5 日まで済州国立大学(韓国)で開催された「第2回NOWPAP リモートセンシングデータ解析研修」の開催結果が報告されました。 |
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<海洋ごみに関する活動> | |
・NOWPAP RCU が主導で進めているNOWPAP 地域の海洋ごみに関する活動(MALITA)のうち、CEARAC が担当した次の活動について報告がなされました。 |
・ 各国で実施されたNOWPAP 海洋ごみモニタリング結果の収集 ・ NOWPAP 地域における海洋ごみ調査結果の解釈 ・ 海洋ごみ処理に関する優良事例集の作成 ・ 普及啓発資材の作成 |
(2) 2010-2011 年のCEARAC の活動計画と予算(14 日) |
・ 2009 年12 月富山で開催が予定されている第14 回NOWPAP 政府間会合に提出する2010-2011 年のCEARAC の活動計画と予算について議論が行われました。 ・ 以下の5つの新たな活動について、事務局から具体的な活動計画の説明が行われました。 (詳細はこちら) |
・ HAB 統合報告書の更新(ワーキンググループ3) ・ RS 統合報告書の更新(ワーキンググループ4) ・ 富栄養化状況評価の実施(ワーキンググループ3、4 合同) ・ 第3 回NOWPAP リモートセンシングデータ解析研修の開催(ワーキンググループ4) ・ 生物多様性を指標とした海洋環境評価手法の開発(新規事業) |
なお、今後のCEARAC フォーカルポイント会合及び専門家会合の開催予定は次のとおりとなっています。 |
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(3) 議事概要の採択・閉会(15 日) |
2日間の話し合いの結果をまとめた報告書(議事概要)を採択して、会議は終了しました。 |