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第13回CEARACフォーカルポイント会合の開催

 「第13回CEARACフォーカルポイント会合」が8月25日(火)、26日(水)に富山市内で開催されました。
フォーカルポイント会合は、国連環境計画(UNEP)の北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)の活動拠点の一つであるCEARAC((公財)環日本海環境協力センターが指定されている)の活動方針を議論するための調整・助言機関であり、今般の会合ではCEARACの2014-2015年の活動の経過報告が行われるとともに、2016-2017年に新たに実施する活動計画について議論が行われました。

1. 日程
  2015(平成27)年8月25日(火)〜26日(水)
2. 場所
  タワートリプルワン(富山市牛島新町5-5) 4階スカイギャラリー
3. 出席者
   ・CEARACフォーカルポイント(各国の政府代表者) 8名
  ・NOWPAP地域調整部、各国地域活動センター担当者 等 6名
  [議長:ウラジミール・シュルキン(ロシア)、書記:ジューロン・リー(中国)]
4. 主な結果
  (1) CEARACの2014-2015年の活動結果の報告(25日)
  ・海洋生物多様性への脅威の影響に関する試験的評価の実施
・NOWPAP富栄養化状況評価手順書(改定版)予備評価手順のNOWPAP海域での試行的実施
・NOWPAPモデル海域における藻場(海草)マッピングケーススタディ
  等の進捗状況をCEARACから説明し、了承されました。
  (2) CEARACの2016-2017年の活動計画の検討(25-26日)
   2015年10月に中国で開催される第20回NOWPAP政府間会合への提案に向けて、2016-2017年の新たな活動計画について議論が行われました。
 その結果、
  ・海洋生物多様性への脅威の影響に関する評価手順書案の開発
・NOWPAP海域における藻場(海草)の分布評価に向けたフィージビリティスタディ
  の2つの新たなプロジェクトをNOWPAP政府間会合に提案することが合意されました。
5. 今後の予定
   本会合で承認された新たな活動計画は、10月に中国で開催される第20回NOWPAP政府間会合に提案、審議されます。