公益財団法人 環日本海環境協力センター NPECは、日本海及び黄海における海洋環境保全に寄与することを目的に活動しています。

公益財団法人 環日本海環境協力センター[NPEC]

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第1回生物多様性海洋環境評価検討委員会の開催結果について

 日本海の海洋環境を適切に管理していくためには、現状を評価し、評価結果に対応した的確な改善・保全を実施していくことが必要です。しかしながら、現在のところ、日本海の海洋環境を評価するための手法は、2008年に(財)環日本海環境協力センター(NPEC)で開発した富栄養化状況評価手順書があるのみです。
 NPECでは、これまで培ってきた赤潮や有害藻類、人工衛星を利用した海洋環境観測、富栄養化の評価等の経験・知見を大いに活用するとともに、近年大きな問題となっている生物多様性や生態系に関する項目を組み込んだ、環境評価手法の開発を目指すことにしました。そのための助言機関として、国内の生物多様性や海洋環境評価に関する専門家によって構成される「生物多様性海洋環境評価検討委員会」を設置し、このたび第1回検討委員会を開催しました。
1.日時 2009年8月12日(水)13:30〜16:30
2.場所 オフィス東京事務所 C5会議室
3.出席委員
区分 氏名 所属
委員長 松田 治 広島大学 名誉教授
委員 白山 義久 京都大学 フィールド科学教育研究センター長
寺脇 利信 富山県農林水産総合技術センター 水産研究所長
中田 英昭 長崎大学 大学院 生産科学研究科長
原島 省 (独)国立環境研究所 水土壌圏環境研究領域 海洋環境研究室長
福代 康夫 東京大学 アジア生物資源環境研究センター長
4.議事
(1) NPECにおける環日本海生物多様性調査事業について、事務局から説明が行われました。
(2) 生物多様性に関する国際的な動向について、事務局からの説明及び議論が行われました。
(3) 生物多様性に関する国内の取り組み状況について、事務局からの説明及び議論が行われました。
(4) 当財団が指定されている、国連環境計画の「北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)」の「特殊モニタリング・沿岸環境評価地域活動センター(CEARAC)」における生物多様性に関する活動について、事務局からの説明及び議論が行われました。
(5) 生物多様性を指標とした海洋環境評価手法のあり方について、意見交換が行われました。